2010/07/24

8月17日(土)

13:10~                                                                           
詩劇的朗読「こころの駅」

「道奥本線」  松尾正信
 何処から来て何処まで行くのか、何時から何時まで、と長旅を共にしているはらからに尋ねるまでもなく、ひととせ後の再会を喜び合えるのも只今「こころの駅」に降り立ったから。
 さて、二枚目の佇まいながら、たそがれ間近の景観は廃墟として我等が文明の末路を明示しているのであろうか。「それだけではない」と此の舞台に役者は揃って宣ふからには、無人駅等ない。

松尾正信 Matsuo Masanobu
絵が変わった。
ホネだけに成っても
一行を誌すのが詩人だと、云う
ウタが聞こえている。
ー神戸御影町、出身ー
光が彩りを奏でる時である


襲田美穂 Osoda Miho
栃木県出身。 オーストラリアで舞台表現に出会い、大野一雄舞踏研究所にて舞踏を学ぶ。国内外で公演、多ジャンルの作家とのコラボレーションも多い。昨年の『かさねがさねの想い』出演に引き続き、今年は、現地を見て感じた様々な想い、特に、天から見守ってくれている、あたたかさや慈しみを身体に宿して、舞いたいです。


小森俊明 作曲家 編曲家 ピアニスト
あの喪失はあまりにも大きく、紡がれてきた物語はあまりにも人間的だ。今まで幾度か災後の想いを音符に託してきたものの、言葉には到底託せない。それでも、この公演への参加を、復興途上の地、ならびに人々を未来進行形で眼差す為の縁としたい。/(略歴)東京藝術大学を経て同大学院修了。作品は国内外で演奏されている。http://komoritoshiaki.com/


佐々木久美子 Sasaki Kumiko 
きっと皆さんもそうであるように、2011年3月11日を境に私の生き方は大きく変わりました。嘘がつけなくなったのです。それは、日常生活も舞台も同じです。そして日々自分の思ったことが実現しています。今日も私の思った通りに実現するでしょう。
TheatreGroup"OCT/PASS"在籍。お話しの会「がじゅまるの樹」主催。女優。


しのくに 音楽ユニット
色メガネをはずし、ただただ感じる。むずかしいことだけど常にそうありたいと思っています。こころの駅、どんな色がかさなり合っているのでしょうか。流れる音を紡ぎます。
http://www.shinokuni.com/

※美術スタッフ
「山の神」面・門馬加奈、胴衣・伊東亜沙子

14:00~                                                                          
宮城県詩人会
「言葉、託されてあること―宮城県詩人会朗読―」

大林美智子 Oobayashi Michiko
総合文芸誌『文芸東北』を経て、「杜詩の会」で詩を学び、現在詩誌『ゆすりか』同人。
日本詩人クラブ会員。詩集『フリースロー』(詩学社)、『ブラームスの続きを』(水仁舎)
今夏、火力発電所に万一の事故があった場合は、東北も計画停電があると言われています。火力発電所が事故を起こしても、一帯の町ごと避難したまま、何十年も帰れないということはないと思うのですが。

佐藤洋子
母方が沖縄。その母がふいに使う言語はうたのようでもあるが不可解。
それはわたしの深くで想像力と思考に影響しているらしい。
詩集 ・「(海)子、ニライカナイのうたを織った」
第25回山之口貘賞受賞
・呼ぶこという鳥がいて
詩誌 a ‘s 編集発行
共演 照井秋助(ギター)
バンド活動を経て2008年からソロで活動

武田こうじ Takeda Kouji
1971年生まれ。仙台市在住。詩集の刊行。ポエトリーリーディングを各地で展開している
(主な開催場所:仙台市文学館・仙台市天文台・八木山動物公園など)。また詩のワークショップや読みきかせを病院や学校で開催している。現在3校目の校歌を作詞中。河北TBCカルチャーセンター講師。

原田勇男 Harada Isao
 東京生、岩手で育つ。早大卒。詩集『北の旅』『炎の樹』『火の奥』『サード』『エリック・サティの午後』『夢の漂流物』(画・上野憲男)『水惑星の北半球のまちで』『何億光年の彼方から』『炎の樹連禱』。日本現代詩人会・日本文藝家協会会員、日本現代詩歌文学館評議員、宮城県詩人会会長、宮城県芸術協会会員。

日野修 Hino Osamu
宮城県詩人会会員、紙芝居屋ももたろう会員でデイサービス、町内会、子供会、幼稚園、企業イベント等で公演中、今年も「第2回詩のボクシング気仙沼大会IN宮城県」実行委員で被災地心の復活大会9月8日(土)開催決定、ハーモニカ演奏、たまに演劇に役者として参加舞台を楽しんでます。

渡辺通子 Watanabe Michiko
俳人協会会員。国際俳句交流協会会員。ほの会会員。句集『未来都市』(牧羊社)。『鴻志』(花神社)。合同句集『ほ』1〜12号。



金子忠政 Kaneko Tadamasa
福島県生まれ、宮城県育ち。高校教員。『朝鮮学校無償化除外反対アンソロジー』参加。
詩集『蛙の域、その先』(土曜美術社)

竹内英典 Takeuchi Eisuke
仙台市生まれ。「ひびき」同人
詩集『死者たちのとき』『影』

西田朋 Nishida Tomo
本名・及川とも。1943(昭和18)年、仙台市に生まれ、白石市で育ち、生活の基盤を角田市に持ち、現在に至る。日本詩人クラブ会員、長岡★堀口大學を語る会会員、宮城県詩人会会員、宮城県芸術協会会員。「海 」主宰。詩集:『閉ざされた記憶』、『雨になる夜』

15:40~                                                                           
只野展也 (ミュージシャン) 
「彼方への響き」


 

只野展也 Tadano Nobuya
1961年生まれ。作曲、編曲家。キーボード、ベースプレイヤー。音楽スタイルはジャンルを問わず、管弦楽曲、ロックユニット、劇音楽、ミュージカルなど多岐にわたり独特の色彩感をもつ音の世界を表現する。メディア系音楽の制作も意欲的にこなしNHKスペシャルなどのテレビ番組やCM音楽などをこれまで多数制作している。


16:10~                                                                           
チーム・おだづもっこ
「南三陸の詩ー思いはやがて歌になる」

当たり前の日常が、非日常に変わったあの日。平凡な毎日の繰り返しこそが一番の安らぎであったと気付いた時、人は何を思うのか。行き場のない心の叫びを、宮城の俳優陣が謳います。

櫻井 唯雲(さくらい ゆん)東京都出身 
2011年朗読劇「継志―板橋での戦争を語り継ぐ」、 2012年「継志―その弐、板橋からの戦争を語り継ぐ」に参加。
2013年「南三陸の詩―思いはやがて歌になる」を公演。寄り添い支えるということは、自分自身が寄り添い支えられることであると実感した今、被災者から復興者となった現地の友人たちと手を取り合い、長く語り継ぐという支援を実行中。


源 敏一 Minamoto Toshikazu
1955年生まれ 登米市在住
登米市内の旧各町に残る民話、実話、逸話などの題材を掘り起こし、新しい視点を加えた原案を公募して、脚本からスタッフ、キャストに及ぶ総勢150名のメンバーで組織し開催される「登米市民劇場~夢フェスタ水の里」に2009年からキャストとして参加、2011年には主役を演じる。震災復興には全国から訪れるボランティアを影ながら支援してきたこともあり、自分に出来ることは些細であっても被災された方々の誰かが何かの力の足しになればと強く思っており、今回の参加となりました。

菊地あや子  ayako kikuchi
1959年生まれ 宮城県登米市在住
元バスガイド。登米市で開催されている市民劇を観て感動し自らキャストを志望して2009年から出演しています。
舞台は一発勝負なのでやり直しはききません。その分プレッシャーもあるのですが、何よりも終演に見られる観客の
方々の満足そうな笑顔が忘れられません。人の心を、私の演技で届けることが出来れば幸いです。被災した方々の
心に少しでも勇気を届けるべく力いっぱい演じたいと思います。

17:00~                                                                            
幹miki (シンガーソングライター)
「黄金の野に、響く歌声」

幹miki
尾崎豊、浜田省吾など大物アーティストを手掛けた音楽プロデューサー・須藤晃氏により才能を開花させる。宮城県蔵王町在住。雄大な自然に囲まれながら日々音楽活動を展開している。“もがき”と“いやし”が同居する声、光の当たらない細部まで伝えたいと願い唄うステージは初めて耳にした人をも魅了させる。最近では仙台ゆりが丘マリアージュアンヴィラのテレビCMで「ハレル夜」がオンエアされるなど活動の幅を拡げつつある。

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